玉龍雪山
玉龍雪山は、雲南省麗江市の北にそびえる十三の峰からなる雪山群で、主峰の扇子陡は標高 5596 m に達します。北半球で最も南に位置する氷河を擁する山として知られ、万年雪と氷河が低緯度・低標高に残る貴重な地形となっています。標高 4000 m を超える氷河公園や高山植物の群落、青と白の岩肌が織りなす景観が見どころで、麓には世界文化遺産・麗江古城を築いた納西族が暮らしています。彼らにとって玉龍雪山は「三多神」が住む聖なる山として古くから崇められ、山そのものが信仰の対象とされてきました。現在、主峰への登頂は禁止されており、観光客はロープウェイで 4500 m 付近まで登ることができます。山体は主に石灰岩と玄武岩からなり、氷河の侵食によって刻まれた尖った峰々が連なっています。山麓の藍月谷や白水河は、氷河が溶けた水が作り出した青い湖と白い石灰華の段丘で知られ、観光客に人気の景勝地となっています。周辺には高山の動植物も多く、標高に応じて景観が大きく変化します。
- 所在地域
- 中国 · 雲南省
- モデル面積
- 約 674 km²